プレスリリース
【排泄支援ロボット】自動排泄処理装置「キュラコ」の感想 | オムツマン 排せつの学校 | 2018-11-11
作成者
manager
作成日
2018-11-11 20:00
閲覧数
3484

オムツを真面目に考える男、「オムツマン」だ。
本日は、自動排泄処理装置「キュラコ」について解説するぞ。

自動排泄処理装置ってなに

自動で寝たまま排せつ物を吸引、温水でビデ・おしり洗浄、温風乾燥まで自動で行ってくれる優れもの。

どんな人に適応なの

排便処理機能がついていると、要介護4・5の寝たきりの方、排尿だけなら、要支援・要介護者なら利用できるぞ。
自動排泄処理装置「キュラコ」
最初みたとき感動したぞ。
だって、寝たまま排せつ物を吸引、温水でビデ・おしり洗浄、温風乾燥まで自動で行ってくれるんだもん。
本体はレンタル、その他レシーバー、チューブ、タンクなどは購入費支給の対象となる。
ちなみに普通に購入する場合、「キュラコ」は約100万円。
ケアマネジャーもあまり利用者に使用したことがない
あまり使用されていないことが分かる。
要介護4・5の利用者だと、他にも様々サービスを利用しているし、そもそも在宅ではなく入院が必要なレベルであったりすることから利用が少ないのかもしれない。
排泄支援ロボット「キュラコ」とは

装着方法は、紙おむつを履くように、身体に直接装着する。

便に反応する赤外線センサーと尿に反応する重さセンサーがついている。
そのセンサーが排便・排尿に反応して動き出す。

吸います。吸います。

洗います。洗います。

お湯の温度調整もできるし、乾燥もします。

排尿記録を見れますよ。かなり便利ですよね。
自動排泄処理装置は介護保険で適応
要介護4・5で本体のレンタルは可能。
自動排泄処理装置も、尿だけのものから排便も対応しているものまで幅広い。
例えば、今回紹介したウィズさんの「キュラコ」であれば、月35,000円の1〜3割、つまり月3,500〜10,500円の自己負担がレンタル費用として発生する。一方で、パラマウントさんの「スカットクリーン」のような自動採尿器であれば、月8,000円の1〜3割、つまり月800〜2,400円の自己負担で済む。
自動排泄処理装置本体以外のレシーバーやタンクは10万円の範囲内であれば自己負担額は1〜3割(所得に応じて)で購入可能である。
しかし、10万分を超えるぶんは、全額自己負担となる。
そして、毎年4月1日から翌日3月31日までの1年間をひとつの単位として年度が変わると新たな利用が認められる。
つまり、3月に10万円のものを1〜3k万で購入して、4月に10万円のものを1〜3万円で購入することも制度のことをよく知っているケアマネであれば、まれに提案してくれることもある。
原則として、同じ種目の福祉用具1つしか購入できない。但し、特例が認められているので、詳細は福祉用具相談員に相談するとよい。
上の写真が購入費、補助される介護保険の対象となる福祉用具。
実際に使用した方の感想
本人
「さらさらして気持ちよかった」
「おしっこのこと気にせず、安心してお茶がのめた」
「気持ちいい、おむつなんか絶対いやだ」
「洗浄されて、常に清潔でいられて気持ちがいいねぇ」
家族
「居室の臭いのなさや、おむつ交換に直接タッチしないということもあり満足」
「夜間でも多量の尿や便があるこの方の場合、まさにうってつけの機器」
「紙おむつ時代は結構きつかった臭いの問題も無くなりました。は格段にあがった」
「居室の中が臭い便臭や尿臭はなくなって、段ボールで積まれていた紙おむつや尿取りパットの箱が少なくなり、全体的にかなりきれいになった」
訪問看護師
「ケアプランを導入前後比較してみてもかなりの削減が見られ、導入費用や消耗品を考えても問題なく、更に効果を考えると、確かにパッと見高額かなぁとは思いますが、意外とそうでもないことが分かりました。」
こんな課題があります
・高価
・ずっと着けっ放しになる可能性があり不快。
・体位変換ができない腹臥位・完全な側臥位は困難。
・電動ベッドの背上げは危険。
・自動排泄処理装置の利用を検討すると同時に施設入所や病院へ入院となるので使用する利用者が少ない
こんな研究もありました
自動排泄処理装置の研究だ。
睡眠について両者ともに寝つきなど、器具を装着することに対する影響は少ないとの感想が聞かれた。
本研究で観察された自動排泄処理装置使用時の体動出現頻度減少傾向は、対象者の睡眠段階をより深くし、安眠傾向を助長することに貢献するかもしれない。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hppt/4/2/4_93/_pdf/-char/ja
まとめ
自動排泄支援装置「キュラコ」を紹介した。
寝たまま排せつ物を吸引、温水でビデ・おしり洗浄、温風乾燥まで自動で行ってくれる優れものだ。
本体はレンタル、その他レシーバー、チューブ、タンクなどは購入費支給の対象となる。
まずは多くの方に知ってほしいなー。